●基本情報
分 類:魚類 – 条鰭綱 – スズキ目 – ワニギス亜目 – ハタハタ科 – ハタハタ属
学 名:Arctoscopus japonicus
和 名:はたはた/鰰/鱩
英 名:sailfin sandfish、Japanese sandfish
別 名:カミナリウオ、シロハタまたはシラハタ
漁 場:
漁 法:
●名前の由来・地方名
『鳴りとどろく雷。いかずち。』を意味する「はたたがみ(霹靂神)」に
由来するとされる。
これはハタハタが産卵のため沿岸に押し寄せてくる11~12月頃は
雪が降る前に雷が成ることが多いから。
●生態
ハタハタはオホーツク海から島根県あたりから北の日本海
北海道の太平洋沿岸に分布し、水深500m以浅の砂泥底で
日中は砂泥に体を潜らせ目を出した状態で休み
夜間小さな動物を捕食し生息している。
寿命は5年程と見られている。
●特徴
ハタハタは体長20cm程で、体形は扁平し頭から3分の1あたりの
ところが体高が大きくなり、そこから尾に向かってすぼんでいく。
砂に潜る性質があり、眼は上向きで、口も極端な受け口になっている。
体表に歯ウロコがなく、体色は背が黄褐色に褐色のまだら模様がついていて腹側は銀から金色に光っている。
●旬
旬は地域で異なる。
北海道は一年を通して入荷してくる。
秋田県などは晩秋から冬。
山陰、兵庫、京都府などは春にまとまってとれ脂がのっている。
●目利きのポイント
艶とヌメリがある物
産地以外ではなかなか新鮮なものは入手しにくいが、それでも体表に艶があり、ハタハタから分泌された透明なヌメリが残っているものが新鮮。