●基本情報
分 類:ホンエビ上目 > 十脚目 > 抱卵亜目 > コエビ下目 > タラバエビ上科 > タラバエビ科 > タラバエビ属
学 名:Pandalus eous Makarov
和 名:ほっこくあかえび/北国赤蝦
英 名:Alaskan pink shrimp
別 名:アマエビ(甘海老)、ナンバンエビ(南蛮海老)
漁 場:
漁 法:
●名前の由来・地方名
生で食べるととろけるような甘みがあり、この事から広く一般的に「アマエビ」と呼ばれる所以になっている。
新潟をはじめ国内の主産地である日本海沿岸では「ナンバンエビ(南蛮海老)」もしくは単に「ナンバン(南蛮)」と呼ばれるが、「南蛮」とは唐辛子を意味し、その色や形が唐辛子に似ていることに因む。
●生態
ホッコクアカエビは水深150~500mという深い海底の泥底に
多く生息し底生の小動物や動物の死骸などの有機物を食べている。
●特徴
額角は頭胸甲長の1.5倍よりも長く上縁に12~16歯(うち3~4歯は甲上)
下縁に6~9歯(写真の個体は11歯)あり少し上向きに反っている。
●旬
美味しい旬の時期については諸説あり、晩秋から冬にかけての、
海水温度が下がる時期という説の他、富山や新潟、石川などの北陸地方では7月8月の休漁期以外通年水揚げがあり、休漁明けの9月上旬から10月も旬とされている。
更に北海道では、流氷が離れる3月に一斉に漁が解禁となり、水揚げがピークとなる5月は最も実入りが良く、美味となると紹介されている。
このように産地によっても違っていたりするので一概にいつとは言えない。
●目利きのポイント
・生の甘えびの場合
全体に色が鮮やかで、頭部が黒ずんでいないものが新鮮。鮮度が落ちてくると 頭のところが黒ずんできて黒灰色の汁が出てくる。